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詩と映画と日記

詩と映画と日記

壬生義士伝

原作 浅田次郎

監督 滝田洋二郎

出演  中井貴一(吉村貫一郎)
    佐藤浩市(斎藤一)
    中谷美紀(斎藤の恋人・ぬい)
    三宅裕司(大野次郎右衛門)
    夏川結衣(吉村の妻・しづ)
   

「壬生義士伝」

幕末の激動の時代に
信じた事を真っ直ぐに生きた男の物語りです

素直で自然な気持の涙がこぼれます

南部盛岡藩の腕は一流だが余りにも貧しい下級武士の 
吉村貫一郎(中井貴一)が家族が飢えるのを見かねて
誇りも何もふり捨てて脱藩し、新撰組に入ります

抱き合って名前を呼び合うだけの
子供との永久の別れに泣きました

同志の(斉藤一)佐藤浩市は
善人そうに見えるけれど、妙にお金を欲しがるこの男を
胡散臭く思い、隙を見て切ろうとしますが
なかなかそうはいきません

随所にすごい迫力の 中井貴一、佐藤浩市の殺陣があり
目を離す暇がありません

時代に流されながら義を貫き
家族を守って懸命に働く男の姿が激しく心を揺さぶります

今の時代には薄れたように思える 
父とは、男とは 友情とは そして私たちの国日本とは
ほんとうはこういうものなのだ

そんなことを考えました

中井貴一が文句なく素晴らしいです

「岩を割って花を咲かせよ」の言葉の通りに生きた彼

是非お勧めしたい素晴らしい映画です

頑固者の我家のジイサマが泣きました




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